■肥満リスクが75%ダウン
科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に1月4日付で掲載されたカナダのマックマスター大学の研究論文によると、ゆるい運動を定期的に行うことで、肥満になるリスクを大幅に減らすことができます。同大研究チームが世界17ヶ国の17,400人を対象に、3年以上にわたって運動と肥満の関係を調査したところ、肥満になりやすい遺伝子を持つ人でも、ゆるい運動をすれば肥満遺伝子の影響を最大で75%減らすことができることが分かりました。週に1、2時間程度のゆるい運動でも、肥満予防にはたいへん効果的だといいます。
■「ゆるい運動」に注目
最近、世界の様々な研究機関により、「ゆるい運動」が健康にもたらすメリットが注目されています。肥満だけでなく、足腰が弱くなるロコモ、内臓疾患、認知症などを予防するうえでも、ゆるい運動が効果的だとされます。酸素をたっぷり取り入れながら汗を流すことで、血液の流れがスムーズになり、冷えが改善されて免疫力がアップするのも魅力です。
■40代以上にオススメ
ゆるい運動のもう一つの利点は、体力に自信のない人や過体重の人でも取り組みやすいことです。たとえば、ランニングの場合、いきなり何キロも走ってしまうと、着地するときの衝撃などで関節を痛めてしまう恐れがありますが、ゆるいランニングなら、膝痛などのリスクを避けながら体力をつけることができます。これまで運動をする習慣がなかった40代以上の人については、特にゆるい運動を勧める専門家が多いです。
■内なる生命のリズムを感じるナチュラルヨガ
ゆるい運動の代表格といえるのがヨガ。中でもイルチブレインヨガは、内なる生命のリズムを感じながら自然治癒力を回復するナチュラルヨガですので、お一人お一人がご自分のペースで気軽に行うことができます春の花粉症対策の免疫力向上にもぴったりです。