みなさんは、ふだん十分に水分をとっていますか?
水分は、私たちの体の60%を占め、体の中で極めて重要な働きをしています。
例えば、次のような働きがあげられます。
(1)体内の様々な物質を溶かす
(2)栄養素を運搬する
(3)老廃物を取り除く
(4)化学反応を円滑に行わせる
(5)体温調節
体の60%を占める水分のうち2%が失われると、それだけで運動能力が低下し始めるとされます。
3%失われると、頭がボーっとしたり、食欲不振に陥ったりといったトラブルが出やすくなります。
4~5%になると、疲労感や頭痛、めまいなどの脱水症状があらわれます。
10%以上になると、死にいたることもあるといいます。
注意しなければならいのは、年齢を重ねるごとに水分が減る傾向があることです。
平均すると、水分の体に占める割合は赤ちゃんが約75%、子供は約70%、成人では約60%、高齢者では50%になります。
しかも、年齢が上になるほど、水分不足があってもそれをあまり感じにくくなるそうです。
私たちは毎日、息や汗、排泄などで1日2リットル以上もの水分を失います。
その分だけ水分を補給してあげる必要があります。
「1、2日食べなくても死にはしない」と言われるように、食べ物に関しては食べなくても蓄えた脂肪で補うことができますが、水分はそうはいかないのですね。
これから夏に向けて汗を多くかくようになります。
日々こまめな水分補給を心がけたいですね!
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