スマホやパソコンの普及により、人間は欲しい情報を簡単に入手できるようになりました。
インターネットが登場するまでは、図書館に足を運んで蔵書を読みあさりながら探していた情報も、今ではネット検索であっという間に見つけることが可能です。
こうした便利さが当たり前のようになったことで、人間の集中力が長続きしなくなったという指摘があります。
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物事をじっくり調査したり、時間をかけて真実を探求したりする機会が減り、脳の忍耐強さ、辛抱強さが低下してきている、というのです。
さらに、一つのことに集中して取り組んでいても、フェイスブックやLINEなどのSNSによって中断される場面が増えました。
これも、集中力低下の原因になっています。
米マイクロソフトのカナダの研究チームが、約2000人を対象に行った調査では、2000年に12秒だった集中力の持続時間が、2013年には8秒に減ったといいます。
この研究が2015年に発表されたときは、「人間の集中力が金魚以下になった」と話題になりました。
現代人が集中力を回復させる方法として注目されているのが、瞑想です。
瞑想によって心を落ち着かせ、自分を見つめることで、脳波を集中状態で安定させる力を養うことができるとされます。
イルチブレインヨガでは簡単な体操で体をほぐし、呼吸瞑想で心身ともにリラックス。集中力を高めていきます。