イルチブレインヨガのブレイン体操で、猫背やむくみの解消に効果的なのが、上体を起こすポーズ。加齢に伴って背中が曲がるのを抑えることができます。

歳をとると、背骨と背骨をつなぐクッションの役を果たしている軟骨が擦れていきます。軟骨が擦れると背骨に力が入らなくなり、腰が曲がってきます。

骨を構成するカルシウムとタンパク質が不足し、骨の密度が低くなってくると、背骨をまっすぐにするのが難しくなり、ますます背中が曲がってきます。この状態が続くと、背骨の中にある神経もダメージを受けます。

背骨を真っ直ぐに伸ばせば、「脳脊樺液」(のうせきずいえき)が背骨に乗って脳にスムーズに送られ、脳の健全な状態を保つことができます。勉強や仕事で集中するのにも役立ちます。

上体起こし

イルチブレインヨガのブレイン体操-上体起こし

① うつぶせになり、両手を胸の横におきます。
② 呼吸を吸いながらゆっくり上体を起こして背中を反らします。
③ その姿勢をしばらく維持し、脊椎を感じてみます。
④ 息を吐き出しながら上体を下ろし、3回繰り返します。
⑤ 上体を起こしながら、足の甲も持ち上げるとさらに効果的です。

【ポイント】首を反らし過ぎないようにします。 血圧が高い方は首を反らさず、視線を正面におきます。
【効果】
- 胃経絡が刺激されて消化器系統が丈夫になり、背中がすっきりします。
- 足に力が入らない時、猫背、背中がこっている時、むくんでいる時、消化不良、便秘などのときに行なうと効果的です。

出典: ブレインメディア

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