腸は第二の脳、丹田を鍛えて免疫力アップ
健康な生活を送るポイントは免疫力、すなわち体を病気から守る力をアップさせること。それには、腸の健康が大きく影響します。腸は約1億個の神経細胞を持つ内臓器官で、もっとも大きな免疫系を有しています。つまり、腸が病気への抵抗力の鍵を握っているのです。
腸は第二の脳とも呼ばれ、脳と同じ神経物質をほとんどもっているため、腸の神経系が体全体の健康ネットワークに大きな影響を及ぼします。
イルチブレインヨガでは、準備運動として丹田に意識を置いたエクササイズを行います。その一つが「丹田リズム体操」。叩く位置は、おへそから約5センチ下、その奥に5センチのところにある丹田。丹田を意識して叩くことにより、腸を刺激し、お腹全体の血流を促します。
東洋の免疫原理である「水昇火降」。エネルギー循環を指します。「火」=心臓のエネルギー、「水」=腎臓のエネルギーであり、お腹が温かく、頭がスッキリ爽やかな状態を簡単に実現できます。
丹田を叩くことで、内臓機能が活性化されます。特に腸が元気になると、免疫力がアップし、病気になりにくい体になります。腸年齢が体の年齢を左右するといっても過言ではありません。
腸呼吸・腸運動で、お腹の深層筋が変わる
イルチブレインヨガの代表的な準備運動のもう一つに、腸運動(または腸呼吸)があります。これは、お腹を膨らませたり、引っ込めたりする動作。呼吸に合わせて行ってもいいし、ただ最大限に膨らませる、引っ込めるを繰り返すだけでも良いのです。ただし、丹田リズム体操と同じように、意識を丹田に置くのがポイントです。
腸運動は、お腹の3層になった筋肉のうち、最も内部にある深層筋を動かすことになります。これにより、体の内部からエネルギーが起こり、内臓全体を温めて活性化します。最初は硬かった腸がだんだんと柔らかくなり、お腹が大きく動くのが感じられるようになると、体全体がポカポカと温かくなり、体の循環がよくなっているのが分かります。
脳波振動でストレスフリーに!
準備運動で温かくなった体を、さらに楽にするのが脳波振動トレーニングです。
ストレスの多い社会で生活していると、体のアチコチが緊張して硬くなるばかり。体も心もリラックスできない、という人が増えています。その状態が続いていくと、体の感覚も鈍くなり、免疫力は低下するばかり。ちょっとした不調は当たり前、病気になってはじめて気づく、なんてことにならないよう心がけたいものです。そこで、人間の本来持っている振動を利用し、脳波を安定させて免疫力をアップさせることが必要です。
長年にわたる脳の研究から生まれた脳波振動は、本来もっている自然治癒力を目覚めさせ、病気から体を守る働きを強化します。イメージトレーニングを組み合わせると、ネガティブな思考からポジティブな思考へ脳が変わっていきます。
体の元気は心の元気。ストレスを乗り越えるイキイキした笑顔で、美しさと若さをいつまでも持ち続けましょう。
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